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受賞者:飯沼智久 千葉大学医学部付属病院耳鼻咽喉科頭頸部腫瘍科

受賞論文:Pathogenicity of memory Th2 cells is linked to stage of allergic rhinitis.

(in  press :Allergy 2017 Aug)

論文要約:本論文ではアレルギー性鼻炎、花粉症における    iinuma写真

感作未発症と発症という病態の違いをT細胞の機能の違いから

検討した。これら病態の原因となる能力をもつmemory CD4T細胞

pathogenic Th2細胞(T path2細胞)について検討してきた結果

を踏まえ、本論文はIL-33の受容体であるST2に注目し、アレルギー性鼻炎、

花粉症の病態、段階を解析した。

その結果感作未発症者では発症者に及ばないもののCD4T細胞が抗原

刺激に反応しIL-4とIL-13の産生を認めた。しかし発症者のCD4T細胞

ではさらにST2の発現とIL-33への反応性を示し、多量のIL-5の産生を認めた。感作未発症者の花粉症飛散期の新規発症者は

、飛散期前からCD4T細胞のST2発現が上昇しており、このような抗原特異的T path2細胞の出現増加が発症につながると結論した。

謝辞

今回の受賞を光栄に思うと共に恩師岡本教授、当教室の共同研究者、免疫初生学の諸先生の支援とご指導に感謝し、審査員の先生

のご激励を強く感じます。作今の時代の流れはILC2などの自然免疫系の話題に傾くなか、私の研究してきたT細胞の研究を評価し

て頂き、今後の自信に繋がりました。

コメント

今回、甲乙のつげ難い世界に誇るべきレベルの8編の応募を頂き、感激しています。飯沼氏の論文は未感作、感作未発症、感作発

症の病態の段階をT path2,ST2の作用から、きれいに説明し、多年の臨床家の疑問にひとつの答えを提示してくれました。